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規格フローチャート(JIS X 0121-1986)の記号一覧のまとめ

JIS X 0121-1986は、日本で決められた「フローチャート」を描くためのルールや記号のことです。
フローチャートというのは、何かをするための手順や流れを、図でわかりやすく表したものです。フローチャートについては ▶「プログラミングのフローチャートとは?意味や使い方を簡単に説明するよ」を見てね。

フローチャートの記号

JIS X 0121-1986は、プログラミングやシステム設計で使われるフローチャートや図に使われる記号の規格です。
ここでは、これらの記号を説明します。

データ記号

記号名前と説明
データ記号
データを「入れる」か「出す」場所を示します。
記憶データ記号
処理に適した形で記憶されているデータを表します。媒体は指定しない。データストレージ記号とも呼ばれます。

処理記号

記号名前と説明
処理記号
何かをする、例えば「キャラクターを10歩動かす」といった指示を表します。
定義済み処理記号
処理の一部(定義済みの処理)を分けて定義して使用するときに表します。
手作業記号
手動で実行する必要があるプロセスステップを表します
準備記号
何かを準備するステップを示します。
判断記号
「はい」か「いいえ」で答えられる「質問」を示します。
並列処理記号
2つ以上の同時操作またはプロセスステップを示します。
ループ始端記号
繰り返す処理の始まりを表します。
ループ終端記号
繰り返す処理の終わりを表します。

線記号

記号名前と説明

データまたは処理の流れを表します。
制御移行記号
特定の条件が満たされたときに、通常の次のステップ以外の1つのステップに進む必要があるプロセスステップを示します。
通信
データがネットワークを通じて送られることを示します。
破線
2つ以上の記号の間の択一的な関係を表します。

特殊記号

記号名前と説明
結合子
フローチャートの流れをつなげるための記号
開始」や「終了」を示します。
これでフローチャートの始まりや終わりがわかります。
注釈
明確にするために,説明または注を付加するのに用いる
省略
記号の種類も個数も示す必要がない場合に記号や記号の集まりの省略されたことを示して線記号だけに使う。

まとめ

フローチャートの記号は、プログラムの流れをわかりやすくするための「道具」です。これらの記号を使って、プログラムがどう進むか、何をするかを図で表すことができます。記号を覚えて、フローチャートを使ってプログラムを計画してみましょう!
フローチャートを使えば、プログラミングがもっとわかりやすく、楽しくなりますよ。

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mugico

mugico

日々勉強です。仕事はシステムエンジニアをしています。 生産管理系のソフトウエア開発をメインに行いながらWEB作成なども承っております。