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スクラッチの6種類ある形の違うブロックの役割について説明するよ

Scratchには、プログラムを作るための形が違うブロックが6種類あります。形が違うことで、それぞれのブロックがどのように使えるかわかりやすく分類されています。

この6種類のブロックの役割を説明していきます。

ハットブロック
スタックブロック
真偽ブロック
値ブロック
C型ブロック
キャップブロック

1. ハットブロック

ハットブロック(Hat Block)とは、スクリプトを開始するブロックです。
上が丸くなっていて帽子のような形なので、下にしかブロックをつなげられません。

むぎこ

分かりやすく言うとプログラムの「スタート地点」を決めて、このブロックがあるところからプログラムが始まるんだね!

ムツオ

「旗が押されたとき」「スペースキーが押されたとき」からスタートさせるんだね

2. スタックブロック

スタックブロック(Stack Block)は、上にくぼみ、下に出っぱりがある形でブロックを上下に積み重ねることができます。
プログラムの中で、動きや動作を実行します。

ムツオ

「10歩動かす」「こんにちはと言う」など動きや音、見た目の変化などを次々と行うために使うよ。

3. 真偽ブロック

真偽ブロック(Boolean Block)は 六角形の形をしていて、答えが「はい(True)」か「いいえ(False)」かを判断します。
たとえば「マウスがクリックされたか?」「スプライトが端に触れたか?」という条件に、「はい(True)」か「いいえ(False)」のいずれかを返します。

4. 値ブロック

値ブロック(Reporter Block)は、楕円形(小判のような形)をしていて、数字やテキストなどの情報を返します。
このブロックを使うと、数や言葉をプログラムに伝えることができます。

この値ブロックはプログラミングの世界では「変数」と言います。
変数とは簡単に説明するとプログラムで使う「値をいれておける入れ物」のようなものです。

むぎこ

プログラムが何かを計算したり、情報を得たりするために使えるんだね!

値ブロックの左にあるチェックボックスにチェックをすると、ステージ上で値を確認することができます。

5. C型ブロック

C型ブロック(ラップブロックとも呼ばれる)は、アルファベットの「C」の形をしていて、中に他のブロックを入れられます。
C型ブロックは、他のブロックを囲んで、繰り返し動かしたり、条件を満たすときにだけ動かしたりします
また、C型ブロックの下部は、でっぱりがあるものとないものがあります。

むぎこ

プログラミングでいう「条件分岐」といった位置づけになるよ。

6. キャップブロック

キャップブロック(Cap Block)は、スクリプトを停止するブロックで、上部にへこみがあり、下部は平らになっていてこれ以上ブロックを積み重ねられない形をしています。

ムツオ

「このスクリプトを止める」「すべてを止める」などのプログラムを終了させたいときに使うんだね

ブロック形別一覧

形状別に見た場合は、Scratch全体で、ハットブロックが7個、C型ブロックが5個、値ブロックが33個、真偽ブロックが13個、キャップブロックが2個、スタックブロックが60個存在する。

参照:Scratch Wiki ブロック (3.0)

ハットブロック

Scratchの基本機能の中でハットブロックは全部で7種類あり、そのうち6個が「イベント」、1個が「制御」に含まれているよ。

スタックブロック

スタックブロックは全部で60個あり、ブロック形状別に見た場合、もっとも数が多い。

真偽ブロック

Scratchの基本機能の中で真偽ブロックは、全部で13種類存在してるよ。

値ブロック

Scratchの基本機能の中で全部で33個存在しているよ。(無限に増やせるけれど初期にある数)

C型ブロック

Scratchの基本機能の中でC型ブロックは全部で5種類あって、すべて制御カテゴリに含まれているよ。

キャップブロック

Scratchの基本機能の中でキャップブロックは全部で2種類あって、すべて制御カテゴリに含まれているよ。

まとめ

Scratchには、6つの形のブロックがあります。それぞれのブロックが持つ形と役割を知ることで、プログラムがどう動くかをコントロールできます。

ハットブロックで始めて、スタックブロックで動きを作り、C型ブロックで繰り返しや条件を設定するなど、いろんなブロックを組み合わせて楽しいプログラムを作ってみましょう!

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mugico

mugico

日々勉強です。仕事はシステムエンジニアをしています。 生産管理系のソフトウエア開発をメインに行いながらWEB作成なども承っております。

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